はじめに
この記事では、Quai NetworkのブロックエクスプローラーQuaiscanでスマートコントラクトを検証する方法を説明します。前提条件
コントラクトをデプロイしてQuaiscanで検証するには、いくつかの依存関係が必要です。使用する主な依存関係の概要は以下の通りです。NodeJS | Javascript実行環境。LTSバージョンを使用してください。 |
hardhat-example | Quai Network用のサンプルコントラクトとデプロイスクリプトを含むHardhatプロジェクト |
hardhat-deploy-metadata | コントラクトのメタデータをIPFSにアップロードするHardhatプラグイン |
Quais.js | Quai Networkと対話するためのJavaScriptライブラリ |
ウォークスルー
今日は、Quai NetworkのブロックエクスプローラーであるQuaiscanでスマートコントラクトを検証します。 このガイドはSolidityでデプロイガイドに従っているため、始める前にそのガイドとhardhat-exampleリポジトリに精通していることを確認してください。スマートコントラクトのデプロイ
Solidityでデプロイガイドに従って、IPFSメタデータを含む完全なスマートコントラクトをデプロイします。 hardhat-exampleリポジトリを使用する場合、コマンドはnpx hardhat run scripts/deployERC20.js
となり、以下のような出力が生成されます:
ipfs.qu.ai
に次のハッシュでアップロードされたことがわかります:QmPCoBa1bCFmRoTD7GuexJqBAy7pqg8J4b8B48q5DgxUEV
あなたのハッシュは異なります。次のステップで必要になるため、必ずキャプチャしてください。
IPFSメタデータのダウンロード
hardhat-deploy-metadataプラグインを使用する場合、IPFSメタデータはプロジェクトのmetadata
フォルダに保存されますが、Quaiscan用に適切にフォーマットされていません。
Quaiscanにアップロードしてコントラクトを検証するために、IPFSから適切なフォーマットをダウンロードする必要があります。
コントラクトをデプロイしたときのあなたのIPFSハッシュを使用して、以下のコマンドを実行し、メタデータをダウンロードしてipfsMeta.json
として保存します。
Quaiscanでのスマートコントラクト検証
デプロイされたスマートコントラクトと適切なJSON形式のIPFSメタデータが揃ったので、Quaiscanでスマートコントラクトを検証できます。 ブラウザを開き、Quaiscanのコントラクト検証ページにアクセスします。
SPX-License-Identifier
で示されるライセンスが必要です。
検証方法として**Solidity (Standard JSON input)**を選択し、コントラクトのコンパイルに使用したSolidityコンパイラの正しいバージョンを選択します。
最後にipfsMeta.json
をアップロードし、Verify & Publishをクリックしてスマートコントラクトを検証します。

